街道遍路

歴史街道・史跡探訪ピンポイントガイド

【東海道41】宮宿(愛知県名古屋)

宮宿は、ずばり名古屋中心街。熱田神宮の門前町。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 延々と市街地内。しかしよく見ると、ところどころに旧街道の痕跡が。 都々逸(どどいつ)発祥の地。 門前町の中心、伝馬町。 東海道はここでいっ…

【東海道40】鳴海宿(愛知県名古屋)

鳴海宿の一里手前には絞り染めの店が並んでいた。現在の有松である。ここは大都市名古屋の中にあって今も街道情緒が色濃く残されているタイムスリップゾーン。下は広重の絵に近いアングルの写真だが、電柱と背景の高速道路が大きく異なる。より大きな地図で …

【東海道39】池鯉鮒宿(愛知県知立)

池鯉鮒(ちりゅう)宿。池に鯉に鮒。なんとも魅力的な響きの宿場。 広重の絵では、馬がたくさん描かれています。でも、宿場の名前の「池」と「鯉」と「鮒」はどこに? より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 岡崎を出ると、八丁味噌の蔵…

【東海道38】岡崎宿(愛知県岡崎)

岡崎は徳川家康のゆかり深く、宿場というよりは城下町。今も整然とした地方都市の風格です。 広重の絵では、手前に川が流れていますが、矢作川でしょうか。川向こうに岡崎城、遠景に山が見えます。西から東を見て描いたのでしょうか。より大きな地図で 実踏…

【東海道37】藤川宿(愛知県岡崎)

広重の絵では雪景色でたっぷり。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 赤坂宿を過ぎ、藤川宿の手前1里に本宿村の史跡をつづった看板。 国道1号バイパスの歩道に、冠木門跡の史跡。 冠木門からまもなくバイパスと旧街道が分岐。右がバ…

【東海道36】赤坂宿(愛知県豊川)

赤坂宿は広重の絵では、御油宿と同じく景観ではなく風俗がいきいきと描かれています。下は今だに宿として営業している大橋屋。まさに街道情緒。 より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 赤坂紅里交差点には休憩所と案内板。 休憩所の向か…

【東海道35】御油宿(愛知県豊川)

御油宿は強引な客引き女が主題。漫画みたいで楽しい。 今では御油は静かな町のたたずまい。特に800mにわたってつづく松並木は天然記念物にも。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 呼び込みの飯盛女(いいもりおんな)に荷物を引…

【東海道34】吉田宿(愛知県豊橋)

城下町・吉田は現在の豊橋。絵では修繕のためか吉田城に足場が組まれている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 二川宿近辺。浜名湖の湖西連峰がやわらかな稜線を新緑に染めて爽快。 吉田宿は今の豊橋。豊橋は新幹線も止まる地方都…

【東海道33】二川宿(愛知県豊橋)

二川の宿の入口付近の茶屋の光景。「かしわ餅」の文字が見える。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 バイパスの国道1号を通るルートであまり楽しい道のりではありませんが、愛知県入りしたことは感慨深いものがあります。二川宿の入…

【東海道32】白須賀宿(静岡県湖西)

遠州灘を背景に汐見阪をのぼる大名行列の図。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 新居宿を抜け茫洋とした旧道をのほほんと進む。 いよいよ来ました! 潮見坂! 絶景の激坂。 登りきると、うれしいことに無料休憩施設があります。無料…

【東海道31】新居宿(静岡県湖西)

今切を渡り対岸の荒井へ向かう様子が描かれている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 浜名湖を歩いて渡れるのは浜名橋です。ちょっと街道情緒を演出してくれています。 新居宿にはかつて立派な関所がありました。今は資料館になっ…

【東海道30】舞阪宿(静岡県浜松)

浜名湖はもともと淡水湖だったものが、江戸時代の大地震で岸辺が崩落し海とつながった。最短コースの陸路を使えなくなり、渡しの登場となった。かなたに見える国道1号・浜名大橋。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 舞阪はしらす干…

【東海道29】浜松宿(静岡県浜松)

広重の絵でも、どうも浜松はつかみどころがないが、現在も町が大きくなりすぎて街道の雰囲気を味わうのは難しい。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 天竜川の西岸では旧東海道を偲ぶ施設とルートが整備されている途中でした。(2009…

【東海道28】見附宿(静岡県磐田)

天竜川の渡し舟を描いている。 垂直に画面を切り裂く水棹が構図を引き締める。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 国道1号はこの区間、掛川バイパス→袋井バイパス→磐田バイパスと、昔は有料道路だった自動車専用道路がつづきます。…

【東海道27】袋井宿(静岡県袋井)

野面石を積み上げた炉で茶を入れ、のんびり煙草をふかす。 高札には鳥が止まり・・そんな絵の光景をけっこう忠実に再現できる茶屋が今もあるが、周辺の景色はすっかり市街地である。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 掛川の市街地…

【東海道26】掛川(静岡県掛川)

掛川というだけあって、橋が多い。秋葉山を遠景に置いたこの橋はさてどの橋だったのか。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 日坂を過ぎると、だんだんと住宅が増えていき、やがて掛川城のお膝元の市街地である掛川に到着。

【東海道25】日坂宿(静岡県菊川)

「佐夜ノ中山」と図中で書かれた佐夜峠は東海道中盤の難所である。急峻な坂道をのぼる駕籠かきや、伝説の「夜泣石」を眺める旅人が描かれている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 金谷から茶畑のあいだの石畳を越えていく。ゆるくだらだらとつ…

【東海道24】金谷宿(静岡県牧之原)

「島田」につづき「金谷」の絵も、難所大井川を渡る光景を描いている。 「島田」と着想としてはいっしょで、広重の絵としては凡庸と言われている。背景にある黒い山も実際には見あたらない。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示箱根八里は馬でも越…

【東海道23】島田宿(静岡県島田)

この「島田」と次の「金谷」の絵は、難所大井川を渡る光景を描いている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 藤枝宿を出て最初の川を越えたところにある一里塚 松並木 市街地に入ると島田宿

【東海道22】藤枝宿(静岡県藤枝)

広重の絵ではめずらしく、宿場内の点景である。藤枝宿は今ではふつうの商店街の風景だが、よく見ると歩道の上のマンホールや電柱のノボリなどが宿場を主張していたりする。絵では問屋場で荷物の引き継ぎを行う駅伝の様子が活写されている。 馬子にまじって役…

【東海道21】岡部宿(静岡県藤枝)

宇津ノ谷峠越え。ここも東海道五十三次ハイライトのひとつ。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示ここで大正時代のトンネルと明治時代のトンネルおよび江戸時代の峠越えとの分岐となる。 間違いなく東海道のハイライトスポットのひとつである。 宇…

【東海道20】丸子宿(静岡県静岡)

とろろ汁を供する茶屋は今も同じ姿で旅人を迎えてくれる。 ここからの道のりは再び、峠越えとなる。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 安部川を渡ったあとは、国道を離れ、なかなか味わいのある道になる。 川沿いに峠をめざす道はサイクリングロ…

【東海道19】府中宿(静岡県静岡)

府中宿は現在の静岡市中心部。駿府城があり、徳川家の本拠でもある。絵は静岡市西部を流れる安部川の川渡りの様子。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 草薙神社と一里塚 駿府城 静岡駅 安部川

【東海道18】江尻宿(静岡県清水)

江尻は現在の清水港。 世界遺産の構成要素にもなった名勝・三保の松原をはさんだ駿河湾の先には、箱根、富士も見える。江尻宿の現在は「清水銀座」という名称の商店街になっている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 旅人の心を癒すべく幕府の…

【東海道17】興津宿(静岡県清水)

興津川も橋はなく川渡りだったようだ。遠方に見えるのは名勝・三保ノ松原。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 興津川 徳川家康が幼少期を過ごした寺 案内板

【東海道16】由比宿(静岡県清水)

由比宿と興津宿のあいだの薩埵峠は、東海道五十三次屈指のハイライト。 宿場の雰囲気も色濃く、薩埵峠の遊歩道は快適。富士の峰と海をバックにした絵と変わらぬ構図に、現代は高速道路が加わる。 由比宿本陣跡 名物しらす丼 街道の雰囲気たっぷりの道 ここか…

【東海道15】蒲原宿(静岡県富士)

温暖な地域であり、絵のような雪景色はほとんど見られない。 旧街道は雰囲気が今も色濃い。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示

【東海道14】吉原宿(静岡県富士)

江戸から京に向かうとき、ずっと右手に見えていた富士が、吉原宿のあたりで唯一、左側に見える。それは道が大きく湾曲しているためで、現在も「左富士」の案内板の場所から実際に体感できる。ただし松並木のあいだからのぞく富士ではなく、工場の建物のあい…

【東海道13】原宿(静岡県沼津)

原宿近辺の旧東海道は富士山の眺めがもっとも素晴らしい場所である。画面の枠から富士山をはみ出させる手法は現代の広告でも使われる。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 往年はつねに富士が右手にお伴してくれたのだろうが、今は建物と建物のあ…

【東海道12】沼津宿(静岡県沼津)

狩野川のほとりを歩く天狗の面を持った男? 遠くに月と沼津の宿場らしき屋根屋根。 城下町でもある宿場の面影は戦災などで失われている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 現在の沼津宿のあたり 浮世絵に描かれているあたり 沼津駅南口から狩野…