街道遍路

歴史街道・史跡探訪ピンポイントガイド

【東海道11】三島宿(静岡県三島)

景色は水墨画のようなタッチで前景の人物の躍動感が冴える。 薄墨で描かれた門前は三島大社か。 より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 箱根西坂の国道1号は高規格幹線道化が進む。自転車にも徒歩にも楽しくはない道だが、ところどころ旧道が残って…

【東海道10】箱根宿(神奈川県箱根)

芦ノ湖と富士を背景に谷間の街道を進む大名行列。 その大胆な構成には息をのむ。天下の険の峠越えは物理的な難所であると同時に、関所という精神的な難所でもあった。 小田原を国道1号沿いに進むと早川口に出る。早川漁港は日本でいちばん駅から近い漁港。 …

【東海道09】小田原宿(神奈川県小田原)

酒匂川東岸から描いた広重の「小田原」は凄みがある。天下の険「箱根」が鋭角的な線で鋭く描かれ、手前の石垣山ら低山のまるみを帯びたラインとの対比で、その緊張感がいっそうきわだっている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 足柄平野を東か…

【東海道08】大磯宿(神奈川県大磯)

松並木に雨が降っている。右手に見えるまるい山の一部は高麗山であろう。この山には、遊女・虎御前の流した涙が雨になったという伝説がある。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 大磯のあたりは国道1号にも松並木が残る。今は建物で海は見えない…

【東海道07】平塚宿(神奈川県平塚)

まるで海原を貫く一本道のような不思議な光景が描かれているが、海ではなく唐ヶ原(もろこしがはら)という水田地帯。盛り土をして造られた縄手道(なわてみち)は大胆に「く」の字に折れまがり、まるい高麗山(こうらいさん)の奥には箱根らしき山容。高麗…

【東海道06】藤沢宿(神奈川県藤沢)

時宗の総本山である遊行寺の門前町として栄えた藤澤。 鳥居をくぐって藤澤橋を渡る人々。奥には弁財天の立つ江ノ島がダイナミックに描かれている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 遊行寺坂 案内板と旅人用トイレ 遊行寺

【東海道05】戸塚宿(神奈川県横浜)

日本橋を出立した健脚には一泊目となる戸塚宿。夕刻であろうか、初日の旅を終え茶屋で馬を降りる人足と店の女の躍動感。橋むこうに見える屋根屋根が宿場か。箱根駅伝の花の二区は坂の多さが選手をふるい落とす。現代の健脚・駅伝選手たちはここ戸塚まで2時…

【東海道04】保土ヶ谷宿(神奈川県横浜)

国道一号も東海道本線も保土ヶ谷のあたりで直角に折れまがる。このため朝夕に渋滞する場所でもある。この交差点あたりが保土ヶ谷宿の本陣。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 写真は本陣跡。

【東海道03】神奈川宿(神奈川県横浜)

広重の絵では、街道筋の海岸に沿った坂に軒をつらねる宿場の様子が描かれている。 現在、横浜駅のすぐとなりに京急線神奈川駅があり、その駅前が当時の宿場。埋め立てによって海は見えない。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 横浜駅のすぐ隣に…

【東海道02】川崎宿(神奈川県川崎)

多摩川には徳川家康によって六郷大橋が架けられた。当時、多摩川は六郷川という名前。元禄元年7月の大洪水でこの橋が流されてからは、渡し舟が橋の替わりを担った。渡船の運営は川崎宿の町人に委託されていた。 現在、六郷大橋歩道橋の川崎側には渡船跡の碑…

【東海道01】品川宿(東京都品川)

品川駅から先、京急線の踏切を渡ってからが旧東海道が鈴ヶ森刑場跡までつづく。この区間の商店街の活気が往時の品川宿の名残りである。店先を眺めながらの街道散策は楽しいが、海が目の前に迫っていたかつての景観を想像することは難しい。より大きな地図で …

【東海道00】日本橋(東京都中央)

より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 途中で見つけた実用自転車 このサイドブレーキの堅牢さ。 1.5mのガード下。 江戸開城の会見の地はオフィス街のただ中に、ひっそり。

東近畿フィールドワーク

今回の遠征テーマは折りたたみ自転車の考察。 決まっているのは、それだけ。行き先も、とりあえずお伊勢さんあたり? という程度。 まずは出発するとしよう。 1日目・・晴れ。鈴鹿FW22:30 出発。 03:30 四日市で仮眠→07:50出発 08:50 鈴鹿の白鳥池駐車場で…

北陸フィールドワーク

第1日 晴れ。北陸の山中のダム湖を中心に攻略 00:00 出立。 03:50 岐阜の高速PAで仮眠。→ 05:10出発。 06:40 世界遺産の白川郷の手前から下道へ。岐阜、富山のフィールドワークへ。17:50 七尾のセブンでDW(デスクワーク)2h。そのまま就寝。 道路代 5,27…

北海道集中FW(フィールドワーク)15日間

1日目 秋田FW22:20 出立。岩手まで無着陸航行。ずっと糠雨。 05:00 明るくなってきたので北上インターから下道に入り、野池調査を行いながら横手へ。横手では本年の初ブラックバス4尾。 大仙→秋田→能代と野池調査を行いながら下道を北上。 ひさしぶりに、ま…

早春の九州・四国

1日目 移動日・東広島FW(フィールドワーク)週末から四国出張の予定だったが、前晩、急きょ九州での打合せの予定が入った。 四国に向けてかなり準備は進んでいたので、夕方までにはほぼ準備が完了した。通販で調達しようとしていた機材の受け取りが間に合…

晩秋の九州北部

思いがけず年末に九州に行けることになった。福岡での打合せに呼ばれたのである。 とはいっても一年でもっとも日の短い時節。九州ともなれば、日の出は午後8時近く。短い日中に野池を調査・撮影を集中的に行い、日暮れから夜明けまでの長い時間をデスクワー…

無料のアクアライン、角島

6月は広域弾道スタイルのベストシーズンである。 梅雨初期で曇りか小雨程度なのですごしやすい。晴天は弾道スタイルでは体力を消耗する。ほとんどを車中で過ごすので、日陰を探すのが意外な苦労なのだ。曇りが最高だが、晴れよりは雨の方がいい。 日の出が…

広域調査スタイルでの東北弾道2013

初夏に向けて1年でもっとも日の出ている時間が長いこのシーズンは、広域弾道スタイルで列島の里池を調査するのに最適な時期である。 列島にちらばる有名無名の里池をこれまで500箇余ほど調査してきたとはいえ、この列島には、まだ21万ものまだ見ぬ里池が残…

バトルツアーの聖地巡礼

午前2時以降は深夜料金がかかるので、その前に屋島第一健康ランドを出た。 KとMはなだれこむようにハイエースで眠りにつく。眠れぬ男は30年前に思いを馳せる。ここは男の故郷でもある。 地図を出し、山側の県境に近い場所を指でたどる。 あった・・。これ…

四万十川の沈下橋と、川釣りの少年

四国上陸二日目。午前四時に車内で目覚める。そのままデスクワーク。KとMはよく眠っている。 五時半、ハイエースのエンジンをスタート。 最初の池は宇和島の穴場スポットとのことだったが、行ってみると釣り禁止。 もうひとつの本命の湖は入口が分からず通り…

中学卒業記念は、宇和島の野池と鯛飯

週末にかけて気圧の谷が列島を通過するため、不安定な天気が予報されていた。 中学の卒業式を終えたばかりのMは手持ち無沙汰な日々をおくっている。四国、いこうかという話になった。一家で四国に行ったのは小学卒業以来だから3年ぶりである。当初は、宇和…

開通日の新東名高速で釣りに

新東名高速が開通した。さっそく開通初日の夜、御殿場ジャンクションから静岡にむけて出発。 新東名高速はほぼ全線が100km/h制限。橋とトンネルの割合が多く、建設費は全国の高速道路でもトップクラス。 パーキングの案内表示もアイコンがかっこいい。 新東…

キャスティング競技会

世の中には釣りをしない釣り大会というものがある。 大会の会場は、なんと陸上競技場である。 ひたすらキャスティングの飛距離や正確度を競うというストイックな競技。 茨城県の古河で国内大会があるというので家族で観戦に行った。 ●キャスティング動画

本土最終未踏県、鹿児島

学生時代のオートバイ全国弾道バトルツアーで、日本列島の都道府県はほとんどまわった。 沖縄を除く本土で唯一の未踏地のままとなっていたのが鹿児島である。 2009年の夏、鹿児島にチャレンジしたことがある。皆既日食を見に行こうとしたのである。しかし、…

冬の角館と郷土料理

関東にも冬将軍がやってきた。 温暖な小田原でも雪が降り、富士山は巨大な妖怪のように真っ白になった。丹沢や箱根の山なみも薄い雪化粧に身を寄せあう。 とはいっても町中の雪は水分が多く数時間で消える。先日、北国に行って、雪の質がちがうと実感した。…

木曽路はすべて山の中

バイパス化が進む木曽路(国道19号)だが、一歩はずれれば旧道のたたずまいが色濃く残る。 塩尻から南木曾(なぎそ)までの区間は木曽路が中山道の一部となっている。 南木曾から中山道旧道は国道19号から大きく離れていく。 街並みで有名な妻籠宿から馬籠峠…

会津取材遠征

会津に伝統文化を取材する二泊の遠征に行った。 ちょっと龍馬な気分にひたれる割烹料理店。しかし龍馬な気分はおかしい。会津は新撰組のお膝元。 会津郷土料理。熊本と違い馬刺は赤身。うなぎのカブト焼き、骨焼き。うなぎのだし巻きは甘く菓子のよう。そし…

芦ノ湖の紫陽花と、富士山の海鮮丼

8月だというのに芦ノ湖には紫陽花。季節はずれ。 富士山で人気の海鮮料理屋。ものすごい人気だった。山で海の料理とは、場所違い。

四国松山お墓参り

10年来のオートバイ仲間が四月に亡くなった。このブログのプロフィールに使っている写真を撮ってくれた男である。 墓参りに行こうと、週末の高速道路を使って四国・松山へ。 瀬戸大橋ルートは初めて。瀬戸内の島がまるまるサービスエリアになっている。千円…