【東海道54】三条大橋(京都府京都)
京都三条大橋。江戸を発ってから124里半。およそ490kmにわたる旅路も、この橋を渡れば終わりである。遠景には東山36峰と比叡山。日本橋の絵と対照的な構図。
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大津宿を発つとすぐ国道161号から国道1号へと合流しながら山をのぼっていきます。この山こそ、旅立ちの代名詞「逢坂の関」です。
これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂(あふさか)の関 蝉丸
蝉丸をまつった蝉丸神社は逢坂の関の近くに上社と下社が国道沿いにあります。
山にはさまれて国道と高速道路、鉄道がひとつに集まってきます。この坂をのぼりつめたところが逢坂の関。
山をくだり、追分を越えてから国道とは別れ、旧街道を進みます。
こんな感じの落ち着いた商店街。横にはずっと京阪電車が走っています。
JRのガード下を抜けるあたりから迷いやすいルート。まずこのトンネルを確実に抜けること。
トンネルを抜けたら、左に曲がる細道に進む。現地の案内板がないので、かなり難易度が高いのですが、京都にむけて最後の山越えをする雰囲気のいい道ですので、はずせません。
九条山を越えると県道と合流。坂を下っていくと、京都の町が眼前にひろがってきます。
三条大橋。
橋を渡りきると、弥次さん喜多さんの像が迎えてくれる。