街道遍路

歴史街道・史跡探訪ピンポイントガイド

日本のマン島TTコース! 赤城周回 

 

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●スタートからしばらくは赤城東山麓の県道62を進む。以前の悪路も、今では完ぺきなビッグバイクワインディングに変身! これは僕もビックリ! マン島で言うところの、木陰ワインディング。木漏れ日が美しい区間だ。浮き砂に注意して膝を擦りまくれ!

赤城山といえば、群馬の熱いレプリカ乗りたちが腕を競いあう赤城北面道路(元有料道路・現在は無料)が有名だ。数々の雑誌でも取り上げられてきた。

外国製高級車や新型車の多い伊豆・箱根との大きな違いは、旧型国産車の多さだろう。RC30、GSX-R750といった80年代の古きよき国産レプリカが多いし、乗り手も新車からそれらのバイクと付き合っているというベテランが多い。群馬のオトナの休日は、ゴルフではなく、バイクであるかのように。
そんな雰囲気が好きで、以前はよく通った。伊豆・箱根も好きだが、田舎者の僕には、どうもお高い感じがして、赤城のからっ風の方が性に合うようだ。
しかし赤城に数えきれないほど通った僕のベストロードは、この有名な北面道路ではない。赤城山麓をぐるりと周回するルート・・県道62→赤城西麓広域農道→県道70→国道353(元県道)→県道336→県道335→国道122、である。僕はここをひそかにマン島に酷似していると思って、とても気に入っている。さて、もう4~5年ぶりになるだろうか。身軽なドカティが僕をマン島に誘った。

 

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●赤城山の真北から赤城北面へとつながるルートを2kmほど走り右折。ここからの県道251は陽光あふれる高原ワインディング。ぐるーりとまわりこんだ長いコーナーが右~に左~にと周期的にやってくる。永遠に膝をすりつづけるべし!

 

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●二本松交差点で左折し、いよいよ赤城西麓広域農道へ! まずは延々と長いストレート区間が迎えてくれる。速度によってはジャンプも夢ではない。ただしこのストレートの最後は急な下りの左コーナー。速度感覚が麻痺するので、要注意のポイント。目安は畑が切れて店舗が出てきたら減速しよう。そこんとこに注意していれば、あとは、思い切ってジャンプしてくれ!

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●赤城西麓広域農道は、ひじょうに奥深い区間である。見晴らしのよい高原ワインディングからストレートへ、そして左コーナーから下り、どん底でスリバチ状の右コーナー、上りながらのS字複合コーナーを抜けると、視界が開け高原ストレートへ。この規則的な周期性とリズムをつかめば、西麓の攻略は楽しくなるはずだ。浮き砂が多いので、注意して膝をすれ!

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●赤城西麓広域農道の麻呂木交差点から国道353へに入る。以前はここも赤城西麓広域農道の一部だったが、国道に昇格した。国道昇格からこの区間は交通量が増えたので、積極的な追い越しをすれば膝を擦りまくれる。タイミングを逃すとダンプの後塵を浴びつづける。気合を入れて膝をすれ。

04:11 朝ドカ

また朝まで仕事してしまった。
ちょっくら朝ドカしてくるとしよう。赤城山に行ったら朝9時までに帰ってこれるかな。

06:46 赤城山ふもと
118km。晴れ。地図もなしで、へんてこな県道を走りつないでいたら、迷いまくり。やっと、大間間。(※注・大間々はマン島周回のスタート地点。給油は必ずここで済ませよう) 懐かしい。何年ぶりか?

08:34 赤城インター
赤城周回マン島コース、ミッション完了。あいかわらずのベストロード。さ、帰還せねば。始業時間遅刻じゃー

09:46 帰還
うー、めっちゃくちゃ飛ばしたなぁ。でもやっぱ始業時間は遅刻。しかし今日はひときわさわやかな始業なり。343km。