街道遍路

歴史街道・史跡探訪ピンポイントガイド

東海道53次

【東海道54】三条大橋(京都府京都)

京都三条大橋。江戸を発ってから124里半。およそ490kmにわたる旅路も、この橋を渡れば終わりである。遠景には東山36峰と比叡山。日本橋の絵と対照的な構図。より大きな地図で 東海道五十三次「ピンポイント」ガイド を表示 大津宿を発つとすぐ国道161号から…

【東海道53】大津宿(滋賀県大津)

東海道五十三次、最後の宿駅。北国街道との分岐にあたり日本海側の特産物も多く運びこまれ、市のにぎわいが活写されている。より大きな地図で 東海道五十三次「ピンポイント」ガイド を表示 草津から大津へはおよそ15kmほどの行程です。 野路の一里塚は旧街…

【東海道52】草津宿(滋賀県草津)

うばがもちやが描かれている。現在は国道1号沿いにある。 草津は東海道と中山道との分岐点でもある。より大きな地図で 東海道五十三次「ピンポイント」ガイド を表示 石部の茶屋のある目里を発つと、しばらくは近江線沿いにのどかな道を近江富士を眺めなが…

【東海道51】石部宿(滋賀県湖南)

絵は石部宿の西、目川の里にある茶屋。名物の田楽は今も食べることができる。背景にはうっすらと青を引いた琵琶湖と比良山。より大きな地図で 東海道五十三次「ピンポイント」ガイド を表示 野洲川を渡るには韓国(からくに)橋しかありませんので、いったん…

【東海道50】水口宿(滋賀県甲賀)

女性が瓢箪を干している図。背後に見えるのは鈴鹿の山だろうか。現在も街道周辺は往時の雰囲気がよく残されている。より大きな地図で 東海道五十三次「ピンポイント」ガイド を表示 鈴鹿峠を越えてからの近江路は平坦な田園地帯を抜けるおだやかな道がつづき…

【東海道49】土山宿(滋賀県甲賀)

坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る 鈴鹿峠越えをうたった古い唄。 広重の絵でも土山は雨が降っている。すごく降っている。より大きな地図で 東海道五十三次「ピンポイント」ガイド を表示 鈴鹿峠を越えて近江路となります。 しばらくは高規格幹線…

【48】坂下宿(三重県亀山)

情緒たっぷりの関宿をあとにして、西のハイライトはつづき、鈴鹿峠へ。国道1号線はしばらくはだらだらとつづく勾配。ロードレーサーやオートバイがときどき通る。 やがて国道を離れて旧道へ。里の雰囲気たっぷりの道。広重の坂下宿の絵は、宿場町ではなく、…

【東海道46】関宿(三重県亀山)

鈴鹿峠の東麓にある関には関所があった。東の箱根、西の鈴鹿。より大きな地図で 東海道五十三次「ピンポイント」ガイド を表示 亀山宿から鈴鹿峠方面に西に進みます。鉄道も亀山駅から先は無電化区間。 いよいよ東海道の西のハイライトエリアをめざします。 …

【東海道46】亀山宿(三重県亀山)

広重の絵での亀山。 すごい雪と傾斜。右上に亀山城の石垣と櫓(やぐら)が見える。より大きな地図で 東海道五十三次「ピンポイント」ガイド を表示 現代の東海道徒歩旅は大きな交差点によって何度も行く手を阻まれる。江戸時代は川越えがたいへんだったが、…

【東海道45】庄野宿(三重県鈴鹿)

広重の絵は宿場の風物ではなく、雨に降られて走っている人足が主題です。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 石薬師寺の境内を抜けてまもなく、JR関西線の下をくぐり、田園地帯のなかを抜けていきます。 へんぴな道ですが、旧街道…

【東海道44】石薬師宿(三重県鈴鹿)

初冬ののどかな農村風景の向こうに宿場。さらにそのかなたには、西の難所・鈴鹿峠が控えている。山を三重に描くことで、この先の道のりの厳しさを予感せずにはいられない。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 四日市を出て、近鉄線泊…

【東海道43】四日市宿(三重県四日市)

今の四日市からは想像もできない風景が描かれている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 桑名を出て最初の大きな橋。員弁川を渡る。 国道1号のすぐ横を平行する旧道。 朝明川にかかる朝明橋の手前に常夜灯。 四日市が近づいてきた…

【東海道42】桑名宿(三重県桑名)

帆掛け船と桑名城がモチーフ。揖斐川ごしに見た桑名城は水上城郭のように見える。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 宮宿から七里の船旅を終えた江戸の旅人たちは、ここ桑名から上陸し伊勢路を進んだ。 七里の渡し公園として整備さ…

【東海道41】宮宿(愛知県名古屋)

宮宿は、ずばり名古屋中心街。熱田神宮の門前町。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 延々と市街地内。しかしよく見ると、ところどころに旧街道の痕跡が。 都々逸(どどいつ)発祥の地。 門前町の中心、伝馬町。 東海道はここでいっ…

【東海道40】鳴海宿(愛知県名古屋)

鳴海宿の一里手前には絞り染めの店が並んでいた。現在の有松である。ここは大都市名古屋の中にあって今も街道情緒が色濃く残されているタイムスリップゾーン。下は広重の絵に近いアングルの写真だが、電柱と背景の高速道路が大きく異なる。より大きな地図で …

【東海道39】池鯉鮒宿(愛知県知立)

池鯉鮒(ちりゅう)宿。池に鯉に鮒。なんとも魅力的な響きの宿場。 広重の絵では、馬がたくさん描かれています。でも、宿場の名前の「池」と「鯉」と「鮒」はどこに? より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 岡崎を出ると、八丁味噌の蔵…

【東海道38】岡崎宿(愛知県岡崎)

岡崎は徳川家康のゆかり深く、宿場というよりは城下町。今も整然とした地方都市の風格です。 広重の絵では、手前に川が流れていますが、矢作川でしょうか。川向こうに岡崎城、遠景に山が見えます。西から東を見て描いたのでしょうか。より大きな地図で 実踏…

【東海道37】藤川宿(愛知県岡崎)

広重の絵では雪景色でたっぷり。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 赤坂宿を過ぎ、藤川宿の手前1里に本宿村の史跡をつづった看板。 国道1号バイパスの歩道に、冠木門跡の史跡。 冠木門からまもなくバイパスと旧街道が分岐。右がバ…

【東海道36】赤坂宿(愛知県豊川)

赤坂宿は広重の絵では、御油宿と同じく景観ではなく風俗がいきいきと描かれています。下は今だに宿として営業している大橋屋。まさに街道情緒。 より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 赤坂紅里交差点には休憩所と案内板。 休憩所の向か…

【東海道35】御油宿(愛知県豊川)

御油宿は強引な客引き女が主題。漫画みたいで楽しい。 今では御油は静かな町のたたずまい。特に800mにわたってつづく松並木は天然記念物にも。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 呼び込みの飯盛女(いいもりおんな)に荷物を引…

【東海道34】吉田宿(愛知県豊橋)

城下町・吉田は現在の豊橋。絵では修繕のためか吉田城に足場が組まれている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 二川宿近辺。浜名湖の湖西連峰がやわらかな稜線を新緑に染めて爽快。 吉田宿は今の豊橋。豊橋は新幹線も止まる地方都…

【東海道33】二川宿(愛知県豊橋)

二川の宿の入口付近の茶屋の光景。「かしわ餅」の文字が見える。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 バイパスの国道1号を通るルートであまり楽しい道のりではありませんが、愛知県入りしたことは感慨深いものがあります。二川宿の入…

【東海道32】白須賀宿(静岡県湖西)

遠州灘を背景に汐見阪をのぼる大名行列の図。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 新居宿を抜け茫洋とした旧道をのほほんと進む。 いよいよ来ました! 潮見坂! 絶景の激坂。 登りきると、うれしいことに無料休憩施設があります。無料…

【東海道31】新居宿(静岡県湖西)

今切を渡り対岸の荒井へ向かう様子が描かれている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 浜名湖を歩いて渡れるのは浜名橋です。ちょっと街道情緒を演出してくれています。 新居宿にはかつて立派な関所がありました。今は資料館になっ…

【東海道30】舞阪宿(静岡県浜松)

浜名湖はもともと淡水湖だったものが、江戸時代の大地震で岸辺が崩落し海とつながった。最短コースの陸路を使えなくなり、渡しの登場となった。かなたに見える国道1号・浜名大橋。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 舞阪はしらす干…

【東海道29】浜松宿(静岡県浜松)

広重の絵でも、どうも浜松はつかみどころがないが、現在も町が大きくなりすぎて街道の雰囲気を味わうのは難しい。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 天竜川の西岸では旧東海道を偲ぶ施設とルートが整備されている途中でした。(2009…

【東海道28】見附宿(静岡県磐田)

天竜川の渡し舟を描いている。 垂直に画面を切り裂く水棹が構図を引き締める。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 国道1号はこの区間、掛川バイパス→袋井バイパス→磐田バイパスと、昔は有料道路だった自動車専用道路がつづきます。…

【東海道27】袋井宿(静岡県袋井)

野面石を積み上げた炉で茶を入れ、のんびり煙草をふかす。 高札には鳥が止まり・・そんな絵の光景をけっこう忠実に再現できる茶屋が今もあるが、周辺の景色はすっかり市街地である。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 掛川の市街地…

【東海道26】掛川(静岡県掛川)

掛川というだけあって、橋が多い。秋葉山を遠景に置いたこの橋はさてどの橋だったのか。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次マップガイド を表示 日坂を過ぎると、だんだんと住宅が増えていき、やがて掛川城のお膝元の市街地である掛川に到着。

【東海道25】日坂宿(静岡県菊川)

「佐夜ノ中山」と図中で書かれた佐夜峠は東海道中盤の難所である。急峻な坂道をのぼる駕籠かきや、伝説の「夜泣石」を眺める旅人が描かれている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 金谷から茶畑のあいだの石畳を越えていく。ゆるくだらだらとつ…