尾花沢にて清風と云者を尋ぬ。かれは富るものなれども、志いやしからず。都にも折〃かよひてさすがに旅の情をも知たれば、日比とゞめて、長途のいたはり、さまざまにもてなし侍る。
涼しさを我宿にしてねまる也
這出よかひやが下のひきの声
まゆはきを俤にして紅粉の花
蠶飼する人は古代のすがた哉 曾良
尾花沢の富豪、清風さんのもてなしで10泊
「リッチだが心は賤しくない」と芭蕉に評された鈴木清風さんのもてなしを受け、句会ざんんまいの10泊。
尾花沢は少しひなびた感じの盆地の町で、芭蕉・清風歴史資料館が町の中心部にある。駐車場、芭蕉像あり。入館有料。