街道遍路

歴史街道・史跡探訪ピンポイントガイド

東近畿フィールドワーク

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今回の遠征テーマは折りたたみ自転車の考察
決まっているのは、それだけ。行き先も、とりあえずお伊勢さんあたり? という程度。
まずは出発するとしよう。


1日目・・晴れ。鈴鹿FW

22:30 出発。
03:30 四日市で仮眠→07:50出発
08:50 鈴鹿の白鳥池駐車場でデスクワーク(DW)。その後、折りたたみ自転車・トレンクルで野池フィールドワーク(FW)5km。
12:00 鈴鹿サーキットのある森林公園を拠点に野池FW16km。
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15:30 深谷公園を拠点に野池FW13km。
17:20 安濃中央総合公園(蛇谷池)を拠点にランニングによる調査2km。
19:10 スーパーの駐車場で夕食。半額寿司10貫、半額ヤキソバ、他、春雨、もずく。その他、明日用に高級納豆、カップ麺、サバ缶。しめて844円。

道路代:3,200円
スーパー:844円
費用計:4,044円(内、旅費交通費3,200円)


調査池:30ポンド(チャリ34km、ラン2km、釣果なし)
総走行:392km

考察:折りたたみ自転車、パナソニック社製トレンクルを34km走らせたが、野池FWは山あり谷あり。やはり走破性能が第一か。トレンクルは18段変速化しており、ベース車重6.5kgという超軽量車なので走行性能は低くはないが、スピードが出るわりに安定性が皆無なのでとにかく危険な乗り物である。次期主力車の候補としては走行性能に定評のあるドイツ製BD-1か。


2日目・・晴れ。伊勢・志摩・松阪FW。

01:50 起床、出発。

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05:00 志摩半島で空撮2フライト。その後、伊勢神宮の池を早朝FWを行い、2時間ほど仮眠。その後、伊勢、松阪、津の野池を探索。津ではチャリを射出。

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19:10、日暮れとともに調査終了。
20:00 コンビニでDW。その後、入浴、コインランドリー。
22:10 津のネットカフェに入るも、通信がぜんぜんだめ。すぐ退出。

道路代:250円
燃料費:8,253円(56.14リットル)
コンビニ:1,800円
風呂:500円
洗濯:700円
費用累計:15,547円(内、旅費交通費11,703円)


調査池:33ポンド(チャリ17km、ラン4km、釣果なし)
総走行:633km

考察:松阪の野池はひどかった。目立ったところはほとんどが釣り禁止。それでも禁を破って釣りをするバサー多し。こりゃあかん。折りたたみ自転車考。ダホンの20インチは最初から18段変速がつき、ブルホーンバーという究極の走破性をもちつつ、折りたたんだときはBD-1より少し大きいぐらい。おもしろそうだ。


3日目・・晴れ。伊賀&甲賀ニンジャFW。

04:30 ネットカフェにて起床。DW(1h)→06:20 出発。
09:30 伊賀でDW(2h)&昼食(ペヤング焼きそば) →11:30出発。
13:10 伊賀と甲賀の国境。山中の野池で巨大魚を目撃。
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13:40 日本の里100選の甲南町新田にて空撮。
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18:50 竜王まで足を伸ばし、クルマでの調査池40ポンドにて本日終了。竜王インター横のセブンイレブンにてDW3h。ここのセブンイレブンのおばちゃんたちは、近江のお国柄か、じつに気さくで楽しい人たちだ。さすが天下の「近江商人」を生み出した地。

ネットカフェ:1,575円
コンビニ:700円
費用累計:17,822円(内、旅費交通費13,278円)


調査池:41ポンド(チャリ0km、ラン4km、釣果なし)
総走行:788km

考察:クルマは面倒くさくてしかたない。できれば20km単位ぐらいの中距離で野山をぐわぐわ走れる折りたたみチャリを試すべきかなと。ダホン有力。


4日目・・曇りにち雨。滋賀FW。

03:00 セブンイレブン駐車場にて起床。DW(1h)→04:20 出発。
06:30 竜王べらを狙い、釣り堀宮川で3時間ほど実釣。

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近江の釣り堀は、管理人さんまでていねいだ。ていねいなお辞儀と「おおきに」という言葉が心に残る。しかし噂の竜王べらにはほど遠い。この日、午後から大雨とのことなのでハイエースを雨仕様に変更。

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セカンドシートもフルフラット状態にすることで、運転席を倒せば外に一歩も出ずに室内だけで過ごすことができる。遠征では、服が濡れるとか小さなストレスをいかに軽減するかの積み重ねが、最終的な疲労度の大きな違いとなって現れてくる。釣り具や空撮機材など雨天時は使わない余計な道具はすべてベッド下に格納してしまい、室内での居住性を上げる。雨の気配を感じたら、面倒くさくてもハイエースを雨セッティングにする。

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09:50 滋賀FW。
14:50 桑名のくら寿司へ。仮眠2h+DW(0.5h)→17:50出発
18:20 通勤渋滞を避けるべく名古屋のコンビニにビバーク。雨がひどいので食糧を買い込んだ。これで12時間はハイエースから一歩も出ることなくやっていける。雨の日は、細かく濡れるストレスが体力と気力を奪う。一歩も外に出ないことで旅の疲れを癒やし、デスクワークが進む。夏場は晴れている日より雨の日が好きだ。写真も雨の方が緑がきれいだし、驟雨に煙った山峰などは情緒深い。DW2h。→20:30出発
20:50 名古屋のスーパー銭湯で夕食&仮眠 →23:50出発。
23:55 コンビニでDW(1h) →25:10出発。
26:40 静岡県西部の潮見の道の駅にて仮眠。

釣り堀:1,800円
くら寿司:1,700円
コンビニ:1,200円
銭湯:450円
夕食:600円
費用累計:23,572円(内、旅費交通費13,278円)


調査池:29ポンド(チャリ0km、釣果へら10枚ほど)
総走行:1,044km

考察:雨でチャリは出せず。こうしてチャリを意識しながらFWしていても、ほんとうにチャリを出す場所は限られていると思った。となると、コンパクト性が重要では?(ここでBD−1は落選)
数km単位の短距離でこまめに射出するのがFWの実態に合っているように思った。となると、とにかく出し入れがしやすいこと、積載時に邪魔にならないこと、折りたたみと展開がスムーズでストレスがないことが重視される。
この方式をとれば、例えば駐車場確保が難しいような町中、例えば京都や奈良といった古都の池めぐりにも有効である。
この用途を考えればイギリス製のブロンプトンが筆頭格だろう。しかし走行性能は低い。走りを重視するならダホン。明日は最終日。雨の予報だが、チャンスがあればぜひとも実走して考察を進めたい。


5日目・・曇りのち晴れ。帰路につきながら静岡FW。

07:00 疲れがたまってきているのか寝坊。即、出発。気になった池に立ち寄りながら、ひたすら下道で帰路につく。
09:20 奥浜名湖の細江公園駐車場で朝食・コーヒー、DW(1h)。天気予報で雨は降らなさそうなので、ハイエースの雨仕様を解除。→11:00出発。

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11:20 浜北の運動公園駐車場からトレンクル射出。FWで4ポンド8km。
14:00 掛川FWのためトレンクル射出1km。
14:50 トレンクル4km。
15:00 掛川市街地のコンビニからトレンクル射出4km。DW(2h)と釣り具の手入れ。
19:10 最後の調査池(掛川)を終了。近くのコンビニへ行きDW。
20:30 掛川コンビニ出発。
24:30 帰還。

高速代:2,580円
燃料代:8,738円
コンビニ:400円
夕食 880円
費用累計:36,170円(内、旅費交通費24,596円)
調査池:152ポンド(総数)
総走行:1,418km(内、チャリ64km、ラン10km)

考察:今日は最終日ということもあって、トレンクルのショート射出をくりかえしてみた。やはり出し入れにストレスがないこと、コンパクトであることが重要であると思った。
ダホンも悪くなさそうだが、本気で何時間もかけて数十キロ走るのにむいている。それはチャリに乗ること自体が目的ならいいのだが、今回のフィールド考察の結果、野池探索では短時間の射出をくり返すシチュエーションが多いように思った。
あと、重要な要素として湖沼を撮影するときに、自転車が風景の一部として溶けこむかが大事。
トレンクルは全チタンの素材感とメカニカルな感じが、自然の野池や公園との対比になっておもしろいと思った。
アルミやカーボンはどうだろう・・。
そうなると、クロモリ(鉄)にラッカーを吹き付けただけのブロンプトンの存在が急上昇する。皮ハンドル、皮サドル、そしてフロントバッグの旅情感に加え、おそらくはトレンクルの次にコンパクトになる折りたたみ自転車である。重量があるのが気になるが、結論としてはブロンプトンを選ぶのが正解という気がしている。


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