街道遍路

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GWにGW納車~トレーニング1 

GW(ゴールデンウィーク)にGW(ゴールドウィング)の納車となった。
2003年のアドベンチャー号に代わって、2004年バトルツアー新体制マシンとなる「黄金の翼」号である。
f:id:cippillo:20130404131017j:plain●こういう偉そうなガキがよく乗っているのがゴールドウィングである。娘もなかなかの役者である。

排気量1832CC、重量415kg。
あまりマトモなバイクではなさそうなだけに、バトルツアーの機材として選んだからには、それなりの覚悟とトレーニングは必要だろう。
トレーニングは埼玉県入間にある細君の実家をベースに行った。初乗りの際に、伴走の四輪に乗っていた6歳の娘に、「お父ちゃん、ビビってる」と言われた。確かに。
翌早朝、ベースキャンプ入間から秩父路をめざした。入間は奥多摩にも秩父にも即座にアクセスできる好立地。走りだせば、ほどなく本格的なワインディングがはじまる。1.5車線の舗装林道「奥武蔵グリーンライン」を攻略。すぐにステップを擦るものの、無茶をしなければ普通に走れそうなので、ほっとする。
さて真のトレーニングはここからである。カメラ機材一式をトランクから降ろし、肩にかつぐ。昨年に比べて、大型のレンズ1本と、本格仕様の三脚があらたに加わっている。駐車場から黒川滝まで、ちょっとした山登り。大量の機材とともに、ずんずん歩くことこそ、今年のバトルツアーのミッションなのである。
つまりイメージとしては、大型輸送ヘリからパラシュートで降下し、ベトナムの密林を分け入って、ずんずん進むアメリカ海兵隊。ただ僕の場合はベトコンを機関銃で撃ちまくるわけではなく、シダの葉っぱについた朝露とか、木漏れ日がまっすぐに降り注ぐひこばえとか、そんなものたちをファインダー越しに狙いすますことなんだけど。密林のスナイパー。
f:id:cippillo:20130404131019j:plain●機材を設営し、獲物を狙う。密林のスナイパー・・なんちゃって。f:id:cippillo:20130404131018j:plain●黒川滝の男滝と女滝。秩父における修験の聖地でもある。
さて、ミッションを終えた僕は、イワナの塩焼きを食いながらゴールドウィングにもどった。重心の高かったアドベンチャーは疲労した体には、またがるだけでもかなりキツかったが、ゴールドウィングはじつに楽。
おまけにバックギヤがある。使ってみると、細君に言われた。
「なんかマヌケな感じ」
確かに。
f:id:cippillo:20130404131020j:plain●バックギヤを使えば、坂道の後退もラクラク。だが、オートバイ乗りとしては、ちょっと人には見せたくない姿だ。