街道遍路

歴史街道・史跡探訪ピンポイントガイド

【東海道40】鳴海宿(愛知県名古屋)

鳴海宿の一里手前には絞り染めの店が並んでいた。現在の有松である。ここは大都市名古屋の中にあって今も街道情緒が色濃く残されているタイムスリップゾーン。下は広重の絵に近いアングルの写真だが、電柱と背景の高速道路が大きく異なる。


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池鯉鮒宿を抜けて、鳴海宿をめざします。国道1号で排気ガスに再びみたびもまれながら、「国指定史跡 阿野一里塚」の大きな看板を目印に脇の旧道に入ります。看板の大きさに対して、実物はあまりにひっそりしていて落差がすごい。しかし、数多く残る一里塚の中でも、道の両側に残っているというのは少ないそうです。


小学校の横に、一本だけ残った「残り松」


桶狭間の戦い今川義元が討たれ、歴史を大きく変えることになった場所も、今は住宅地の中の小さな公園。


名鉄線・有松駅近辺で国道1号をはずれ、脇道に入りますが、この一帯はタイムスリップゾーン。
街道情緒たっぷりですが、クルマの交通量が多く、撮影しているとひかれそうです。


この通りを抜けると、名鉄線の踏み切りを越えていきます。あいかわらず交通量は多く、よたよた走っていると何度もクルマにひっかけられそうになりながら、常夜灯を経て鳴海宿に入りました。




笠寺の一里塚。みごとな大木。