【東海道10】箱根宿（神奈川県箱根）
芦ノ湖と富士を背景に谷間の街道を進む大名行列。
その大胆な構成には息をのむ。天下の険の峠越えは物理的な難所であると同時に、関所という精神的な難所でもあった。
小田原を国道１号沿いに進むと早川口に出る。早川漁港は日本でいちばん駅から近い漁港。
早川口交差点から西へ200mほど行くと、旧街道は国道１号といったん分かれる。
箱根板橋の商店街が数百メートルつづき、地蔵尊を経て再び国道１号に合流。
風祭の手前で小田急線の踏切を渡って分岐を左に行くのが旧街道。国道１号としばしのお別れ。
１号線の向こうに見えるのは箱根駅伝の中継地点として有名な鈴廣かまぼこ博物館。
風祭の旧街道はなかなかの風情ながら交通量はやや多い。風祭の一里塚。
再び国道１号と合流し、早川に沿って歩くうちに徐々に上り勾配を感じはじめる。三枚橋を左折し国道と離れると、旧街道もいよいよ箱根越えである。
箱根東坂。アスファルトの旧道とは別に、石畳やハイキング路となっている旧街道がときどき織りまざる。写真はハイキング路からドリフト族を眺める図。
東坂の石畳
茶屋を過ぎたあとに現れるお玉が池は悲話が残る。
お玉が池を過ぎると、一息で芦ノ湖。
箱根関所。
