【東海道09】小田原宿(神奈川県小田原)
酒匂川東岸から描いた広重の「小田原」は凄みがある。天下の険「箱根」が鋭角的な線で鋭く描かれ、手前の石垣山ら低山のまるみを帯びたラインとの対比で、その緊張感がいっそうきわだっている。
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国道1号線が二車線になると小田原宿の入口。見附跡が旅人を迎えてくれる。
小田原の往時の中心部に入る前に、国道1号は大きくクランクを描く。ここになりわい交流館がある。周辺には本陣もあった。かつての色街の名残りを求めるなら夜に宮前小路まわりを歩こう。
小田原市街地。
江戸時代創業の古い飲食店も多い。