街道遍路

歴史街道・史跡探訪ピンポイントガイド

北海道集中FW(フィールドワーク)15日間

1日目 秋田FW

22:20 出立。岩手まで無着陸航行。ずっと糠雨。
05:00 明るくなってきたので北上インターから下道に入り、野池調査を行いながら横手へ。横手では本年の初ブラックバス4尾。
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大仙→秋田→能代と野池調査を行いながら下道を北上。
ひさしぶりに、また桜と会えた。

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18:20 弘前公園にて本日、最後の水辺調査。桜で有名な弘前城のお濠だが、桜前線を追い越してしまったらしく、つぼみだった。残念。

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20:40 青森フェリーターミナル近くのスーパーマーケット着。特産のスルメイカを狙ったが、売り切れ。ヤリイカは刺身用3ハイ入りが150円。うちの地元の半値以下だが、スーパーの駐車場でさばくわけにもいかないので見合わせる。特産のホタテもやはり安く半値程度。ホタテの卵巣だけを詰め合わせて1パック83円という関東では見たことのない激安食材を購入。他、カセットコンロ、しょうゆ、わさび等も合わせて買った。

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道路代 10,400円
フェリー 14,800円(青森-函館・ネット割引)
燃料代 6,298円(47.00リットル/47.0)
食費等 2,134円
費用累計 33,632円(内、交通費31,498)
距離累計 990km
調査湖沼 25ポンド(秋田県
反省など クーラーボックスは長期遠征にはよかった。クーラーボックスがないと、コンビニに依存し、食生活が適当になる。また、クーラーボックスは車内ではサイドテーブルとしても便利だった。

フタは両開きタイプのクーラーボックス(シマノ社製FIXEL)。これが便利。車内側からオープン。
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ドア側からオープン。
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ウェットティッシュの頭を出しておくと便利だった。これからの定番にしよう。
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クーラーボックスは高いものを買って損なし

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2日目 上陸。

02:00 青森フェリーターミナルより函館行きに乗船。世間では韓国のフェリー沈没事故で大騒ぎである。あのフェリーは日本の九州航路のおさがりだったようだ。

06:40 函館上陸。五稜郭のお濠の取材から始め、八郎沼でへらぶな釣り。初となる北海道のへらぶなを捕獲。

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10:00 セブンイレブンでデスクワーク。その後、調査途中で気になった河川でスプーンを投げたら、巨大な影が・・。スリリングだった。

17:20 倶知安で半月湖&羊蹄山の空撮。これぞ空撮の醍醐味である。空撮レポートはこちら

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18:30 倶知安のセブンでデスクワーク。スーパーで買い物。値段が高い。イカはさすがに安かった。おからとヨーグルト。(写真)

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20:30 日本海側に出た。余市の道の駅でDW後、仮眠。

燃料代 7,120円(51.30リットル/98.3)
食費等 1,542円
費用累計 42,294円(内、交通費3,8618)
距離累計 1,303km(内、北海道313)
調査湖沼 9ポンド(累計34 / 北海道9)
反省など 初めて北海道の湖沼調査。こんなに走って、たった9ポンド。焦ってもしかたないと、割り切るしかなさそうだ。

3日目 悲願のオショロコマ

05:00 余市の道の駅を出発。小樽から定山渓の湖を撮影しながら札幌へ。
07:00 さっぽろ湖の無人の駐車場でカセットコンロを使い、コーヒーを淹れる。ハイエースの中も整理。

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08:30 トラウト管理釣り場で、オショロコマ(エゾイワナ)の捕獲に成功。1日券を買ったが、悲願達成で満足し1時間ほどで釣り場をあとに。

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12:00 ネットカフェでDW(デスクワーク) → 16:30 ネットカフェを退出。札幌近郊の野池撮影。
18:40 道の駅に隣接した、しのつ湖にてこの日の取材終了。

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食費等 900円(コンビニ、すきや)
温泉 600円
つりぼり 2,000円
ネットカフェ 2,300円(2回・計9時間・深夜割引含む)
費用累計 48,094円(内、交通費3,8618)
距離累計 1,554km(内、北海道564)
調査湖沼 12ポンド(累計46 / 北海道21)
反省点 20年来の悲願、オショロコマをついに釣った。管理釣り場だけど。


4日目 北海道随一のへらぶな天国エリアをFW。

04:40 ネットカフェにて起床。デスクワーク。
05:30 ネットカフェ出発。石狩から札幌市内の野池調査。コンビニでデスクワークをはさみながら、北海道随一のへらぶな天国フィールド、北村へ。

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9:30 北村へらぶな公園駐車場にてデスクワーク。へらぶな公園で釣りをせずにパソコンに向かうとは・・。このあとクルマを走らせ無数にある石狩川の河跡湖群を徹底調査。

16:30 夕方だがたまらず竿を出す。30分の勝負。浅場ですごいハタキ。へらぶなだったら40センチ以上はありそう。でも釣れたのはウグイのみ。とはいってもウグイを釣ったのは初めてかも。

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17:30 今日のスーパーでは、ぐっと来る食材がなかった。ラーメンを食いたいが、カップ麺では味気ない。袋ラーメンを買って、鶴沼という池のほとりにある道の駅でカセットコンロ登場。カップ麺と袋麺、どう違うって? ただの気分です。

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燃料代  6,944円(49.60リットル/147.9)
食費等  709円(スーパー)
費用累計 55,747円(内、交通費45,562)
距離累計  1,786km
調査湖沼  32ポンド(累計78 / 北海道53)
反省など カセットコンロは風に強いタイプを選んだつもりだったが、まだまだ。ケースもしょぼく気分の盛り上がりにいまいち欠ける。もっと堅牢で、トップカバーが風防にもなるタイプに買い替えようと思った。

(※)帰還後、さっそく買った「風に強いアウトドア用カセットコンロ」 レポートはこちら
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5日目 道北攻略。行けるところまで行ってみる。

02:30 出発。
3:30 セブンイレブンの隣接した道の駅でデスクワーク1h。通信の確保がたいへんになってきた。

05:10 旭川市内の池調査。市街地は早朝に調査をしないと渋滞などで大幅に時間ロスする。午前7時までが勝負。→ 5:40 旭川市街地を無事離脱。

06:20 桜岡貯水池の駐車場で、白鳥の鳴き声と羽音をBGMにデスクワーク。ひげそり、珈琲淹れ、耳毛と鼻毛そり。ちゃんと鼻毛カッターも持ってきた。長期遠征では日常と変わらぬ細部がたいせつ。 → 08:30 桜岡貯水池を出発。

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いろいろ試したけど、鼻毛カッターは絶対コレ。安いし傑作!

Panasonic エチケットカッター 黒 ER-GN10-K

Panasonic エチケットカッター 黒 ER-GN10-K


11:15 美深で北海道上陸1000km到達。
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14:00 道北エリアへ突入。実釣予定地の兜沼へ。へらぶなが釣れる可能性のある最北端と思われる場所だが、あまりの広大さと、ひとけのなさ、そしてすさまじい強風のため釣りは断念。サロベツ原野の夕日に映えるペンケトーとパンケトーの空撮も、強風のため中止。
調査予定池の中では最北にある大沼を調査したあとは、予定を前倒しし、そのままオホーツク海側へ駒を進めることにした。

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18:30 スーパーで買い物。ホッキ貝一点盛りが398円の半額。北海道納豆ともずく、「大雪の蔵」という日本酒を買ってみた。

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買い物を楽しんでいるうちに、町内のガソリンスタンドがすべて閉まってしまった。時計を見ると19時・・。先に給油をしておくべきだった。
まあ、道の駅まで進んで、朝を待てばいい。と、20kmぐらい南下したところで、ちょうど店を閉めようとしているガソリンスタンドを発見。お願いして給油させてもらった。ほっ。
しかしそこから数キロの道の駅でけっきょく投宿。

燃料代 6,888円(46.54リットル/194.44)
食費等 1,566円(スーパー)
距離累計 2,330km
費用累計 64,201円(内、交通費52,450)
調査湖沼 23ポンド(累計101 / 北海道76)
反省など 道北、道東では午後7時がデッドライン。


6日目:道東エリア攻略

03:00 起床 → デスクワーク1h後、04:00出立。

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06:10 紋別市街へ。コインランドリーにて洗濯。そのあいだデスクワーク1h。

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11:00 網走のセブンでデスクワークをやろうとしたが、この店の通信はぜんぜんダメ。移動。
網走近辺(といっても半径60km圏内だが)をフィールドワーク。北海道唯一の全国溜め池100選に選定された美幌温水溜め池と、穴場パワースポットの神の子池。

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18:50 網走の町がどこも店仕舞をはじめていた。日暮れの濤沸湖(とうふつこ)の写真をおさえたく、数時間前に通りかかってチェックしておいたポイントへ戻る。時間もどんぴしゃ。しかし微妙に夕日の角度がずれていた。残念。

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近くの道の駅の売店はもう店仕舞。晩飯はもうだめかも。斜里の町はセブンイレブンはあるようなので移動。

19:10 斜里の町、最高。延々とつづく原野の先に煌々と輝く町。ドラクエの気分。食材が見つからず、スーパーを二軒はしご。午後7時過ぎでも、ふつうにみんなが買い物をしていることが、なんとなく新鮮だ。道北の町は、ほんとさびしかった。セブンイレブンでデスクワーク1時間。

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21:30 明日の行程を楽にするため、世界遺産知床五湖近くの道の駅まで進むことにした。最果ての町、ウトロへ。今の時期はまだ知床峠が冬期通行止めなので、斜里から30kmも先のどんづまりの最果てである。しかしナビを見るとセブンイレブンがあるようだ。はて? いくら世界遺産とはいえ、ウトロの町にセブンイレブンを作って採算はあうのだろうか。北海道では、大きな町以外は店は午後5時で閉まってしまい、クルマも人もいなくなってしまうのに。

22:20 どんづまりの町への海沿いの一本道。しかし意外にクルマと行き交う。同じ方向に進むクルマもぽつぽつ。むむ? みんな何しに行くんだ? 僕の知っている20年前のウトロは、日曜の夜に遊びに行くような場所じゃない。左手に漆黒の海。右はもっと黒々とした原生林。その先に・・。ほんまにドラクエや。煌々と輝く町のあかり。しかし何か北海道っぽくない。光の色というか、加減が、東京的。着いてみると・・。これが世界遺産効果か・・。最果ての地に、突如、近代的な町ができあがっている。かつての面影はどこにもない。まったく新しい町が生まれている。
セブンイレブンの店員も、北海道で会った中で、いちばん洗練されていた。弁当コーナーでは浴衣を着た人でにぎわい、外国語も飛び交う。なるほど、これならクルマ好きの若者が、ちょっとウトロまで缶コーヒーでも飲みに行くか、となるわけだ。町と需要の創造を可能にした「世界遺産」という制度の経済効果。正直、おそれいった。デスクワーク1.5時間、就寝。

燃料代 4,668円(32.92リットル/227.36)
食費等 1,424円(スーパー)
費用累計 70,293円(内、交通費57,118)
距離累計 2,871km
調査湖沼 17ポンド(累計118 / 北海道93)
反省など 神の子池では、思いもよらず深い雪中を歩かねばならないことになった。多くの観光客が戸惑っていた。そんなとき、折りたたみのコンパクトなレインブーツが役だった。

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折りたたみレインブーツ(コロンビア社製ラディパッカブル) - カイゼン生活


7日目 雨のち晴れ。道東エリア攻略

02:45 起床。そのまま夜明けまでデスクワーク。
04:20 極東の地の夜明けは早い。知床五湖へ移動。しかし五湖の遊歩道の開門は7:30とのこと。2時間以上あるのでウトロにもどる。
05:10 ウトロのセブンイレブンでデスクワーク。ころあいを見て五湖へ。駐車場は有料だった。世界遺産で空撮も試みる。

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鹿とオホーツク海の流氷。流氷は初めて見たので感激。
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11:25 中標津近くの小野沼で北海道上陸2千キロ。

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13:00 厚床セブンイレブンでデスクワーク1h。通信だめ。
15:05 日本最東端、納沙布岬に到達。か、風が半端じゃない。

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16:10 おそらくは日本最東端のセブンイレブン? ここで買った煙草は、切り替えが遅れているのか、2ヶ月前の旧デザインに先祖返りした。もう懐かしさを感じる。

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19:00 厚岸のスーパーで食材調達。ウニが698円、サンマ刺しが半額で199円、きんぴらごぼう204円。

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20:10 釧路のセブンイレブンでデスクワーク1h。都会なのに、ここも通信状況がよくない。

燃料代 6,345円(44.69リットル/272.05)
食費等 1,601円(スーパー)
駐車料 410円(知床五湖
洗車 200円
距離累計 3,305km
費用累計 78,858円(内、交通費63,463)
調査湖沼 19ポンド(累計137 / 北海道112)
反省 今日も風呂に入れなかった。


8日目 晴れ。釧路エリア攻略

03:45 釧路のセブンイレブンを出発。釧路市内の公園池や沈殿池を撮影してまわり、北上して阿寒湖方面へ。そして釧路にもどる。途中、阿寒川の河原で、フライフィッシングをやってコーヒーブレイク&朝食。釣った魚を焼いて、といきたいところだったが魚は釣れず。ただ、天然の河川でフライフィッシングをやるのは初めての経験だった。

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10:50 釧路のセブンイレブンでデスクワーク。道東では通信環境の確保に苦労している。セブンイレブンでも無線LANに対応していないところもあったり。

16:10 本日の最後の調査地である帯広入り。市街地の池を調査していたら、桜に再会できた。写真は帯広市街地にあるチヨマトー沼。アイヌ語で「悪霊の棲む沼」という意味だそうな。ぶるるっ。

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>この池の記事

18:30 帯広セブンイレブン。やはり通信だめ。通信なしでデスクワーク1.5h。
20:30 コインランドリーで1hのデスクワーク。
21:50 高速パーキングへ移動。都市部のコンビニや道の駅は、どうもガラが悪くて、昨日の釧路など最悪だった。警戒心が強くて、ちょっとした違和感ですぐに目が覚めてしまうので寝不足気味。眠るためだけだが、最寄りの高速道パーキングを利用することにした。

食費等 1,000円(コンビニ)
入浴 500円
洗濯 1100円(カード式なのでやむをえず入会金100円と最低額千円。洗濯代は500円なのに)
費用累計 81,458円(内、交通費63,463)
距離累計 3,760km
調査湖沼 25ポンド(累計162 / 北海道137)
反省など 珈琲を淹れる心の余裕は大切。フィールドワークや撮影、運転の質が向上する。なお、砂糖は日常生活と同じホクレンの「てんさい糖」をジップロックのタッパで持ち込んだ。フタが不用意に開いてしまうと大変なので輪ゴムで十字に補強していたが、小さな動作とはいえ、毎回面倒くさい。これは帰還後、バックル・パッキンつきのタッパにすることでカイゼンした。230円。
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9日目 晴れ。十勝エリア攻略

03:45 十勝の高速パーキングを出発。パーキングで泊まっているのは僕だけ。静寂は静寂で怖いものだった。しかしよく眠れた。出発後は、十勝の山岳湖沼を早朝攻略してまわる。

07:00 十勝の牧場で空撮&珈琲沸かし。これにて十勝エリア攻略終了。堆肥置き場らしく、牛糞の匂いがすごい。めげずに朝飯。

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今回の遠征において残すところは苫小牧エリアのみとなった。ぐっと気が楽になったせいだろうか。よく寝たにもかかわらず、疲労を感じる。ここまでは、時間もお金もぎりぎりまで切り詰めてやってきたが、ここからはウィニングランのように、のんびり贅沢に北海道を謳歌していこうと思う。
09:20 帯広セブンイレブンでデスクワーク。やはり通信がだめで30分で切り上げる。

10:10 前日最後に調査した山女園というトラウト管理釣り場にもどり、2時間のフライ&ルアー釣り。釣り場の名前が山女園だけに、人生初のヤマメを狙っていたら、終了間際にやっと! オショロコマにつづき悲願成就・・と思って撮影していたら気づいてしまった。よく見ると、ヤマメっぽいパーマークの入ったニジマスの幼魚・・。がーん。

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昼食は園内のソバ屋で。自分の畑で作っているという蕎麦を使った十割蕎麦。釣り場の方は僕しか客がいなかったが、蕎麦屋の方は繁盛していた。キャンプ場からフットサル場まである、まさに北海道スケールの釣り場である。
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12:33 札幌への帰路の途上、日勝峠手前で上陸後の走行距離が3,000kmに到達。
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14:00 札幌近郊の恵庭、千歳の湖沼を取材。
19:50 待ちに待ったネットカフェへ。一週間前に札幌を発って以来、ネット環境にはずっと悩まされてきただけに。

燃料代 7,938円(56.70リットル/328.75)
道路代 310円
食費等 200円(コンビニ)
外食費 2830円(ソバと回転寿司)
釣り堀 2000円
爪切り 560円
費用累計 95,296円(内、交通費71,711)
距離累計 4,206km
調査湖沼 13ポンド(累計175 / 北海道150)
反省など 前日、釧路の阿寒川でコーヒーブレイク・フライフィッシングをした際に、手塩をかけて鍛え上げてきたオリジナルのランディングネットを置き忘れてきたことに気づいた。漁にも使っている必須ツールだけにショックは大きいが、急いで後継モデルを考えねば。

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帰還後、後継モデルを作成。
どこに行っても褒められるランディングネット2世代目 - カイゼン生活


10日目 曇り、ときどき雨。充電デイ。

本日は出発して以来、初めての充電デイ。取材はお休みにし、人も機材も充電。帰路のこともそろそろ考えないと。

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リチウム・ポータブルバッテリーのロングタームインプレッション(クマザキ社製エレメイク) - カイゼン生活


07:40 ネットカフェで5時間ほど眠ってしまい上限の12時間、ばっちりこもってデスクワークしたものの、ぜんぜん時間が足りない。近くの公園駐車場に行ってデスクワークの続き。今日は曇りなので車中のデスクワーク日和でラッキー。晴れると仕事にならない。パソコンも人も。

10:20 体の方も充電。駐車している公園が広大な自然公園なので着替えてランニング。
軽くと考えていたら、自然公園内の山道を伝って池めぐりをしているうちに迷子に。GPSは持っていたものの、けっきょくハイエースにもどれたのは3時間後。途中、横なぐりの雨は降りはじめ休憩もできず23kmも走って、もうくたくた。

14:00 公園駐車場から数分で温泉着。「モール温泉」といい、世界的にも北海道の一部とドイツ北西部にしかないという植物由来の温泉。茶色く濁った湯は薬草湯のようで好み。そしてこの温泉の隣が滞在していたネットカフェ。そんでそのままカフェ・イン。

23:20 ネットカフェをチェックアウト。ハイエース内にて、帰路のフェリーをインターネット予約。ゴールデンウィーク後半に入るため、苫小牧〜八戸便は厳しく、けっきょく予約がとれたのは、函館発の大間行き。下北半島北端の大間に着くのが夜9時という、なんとも魅力のない便である。しかし、とりあえず帰りの予定が決まったことに安堵。明後日の夕刻までには函館港に着いていなければならない。

滞在費 4,724円(ネットカフェ2回・18時間分・食費含む)
温泉 420円
費用累計 86,602円(内、交通費71,711)
距離累計 4,206km(他、ランニング23km)
調査湖沼 4ポンド(累計179 / 北海道154)
反省など 引き返す勇気はやはり大事。そうは思ってもなかなかできないものである。心すべし。


11日目 晴れ。苫小牧・洞爺湖エリア攻略。

ついに今回の北海道遠征のラスト・ミッション・エリアかつ、ハイライトでもある苫小牧・地蔵沼でのへらぶな釣りの日である。

04:30 少し寝坊して千歳の高速パーキングエリアを出発。すでに明るくなっている。
05:30 今回の北海道遠征のハイライト、苫小牧の地蔵沼に到着。釣りはすぐに結果がでたので納竿。貸し切り状態の沼のほとりで、コーヒーを淹れ、朝食タイム。空撮1フライト。08:40に地蔵沼を発つ。

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11:30 昨日の23kmトレイルランで膝が痛み、歩くのもつらい。4000km以上を運転し、腰も肩もかたまっている。温泉よりスイミング。桜ヶ岡公園の池は、ほとりに温水プールがあるので、800m個人メドレー1本、400m個人メドレー2本、200m個人メドレー他もろもろやって計3000m泳いだ。肉体がすっきり煙草がうまい。

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13:00 倶多楽湖洞爺湖ラインを進み、再び日本海の方へ。
18:45 岩内の道の駅着。今回のミッション完了を祝って、ちょっとひなびた寿司屋へ。22:30 就寝
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燃料代 7,459円(50.40リットル/379.15)
高速代 340円
プール費 600円
寿司屋 5,040円
費用累計 94,897円(内、交通費79,510)
距離累計 4,550km(他、スイミング3km)
調査湖沼 10ポンド(累計189 / 北海道164)
反省など 週に一度はスイミングを行うべきである。


12日目 曇りのち雨。プラスアルファで道南の日本海側攻略。

02:45 起床。北海道最終日である。3時に岩内の道の駅を出発。
05:40 真駒内ダムにてコーヒー沸かし&朝食。
 家から持ってきたホクレンのてんさい糖があと1回分になった。家を出るときは満タンにしてきたのに。長かった旅も終わりなのだと、ちょっとしみじみ。
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同時に持ち出し食糧も片付ける。北海道で、なぜか福岡の明太茶漬け。
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クーラーボックス冷蔵用の100円アイスカップ。溶けた水も利用でき、カップも利用で無駄なし。これは次回の遠征から定番にしようと思う。
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07:20 真駒内ダムを出立。ちょうどハイエースが13,000kmに。
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10:20 通りがかりのよさそうな川でフライをやってみたが、だめだった。どうやら天然河川の初漁獲デビューは、持ち越しとなりそうだ。
14:00 函館着。時間があるので、函館の2つのダムを調査に行く。笹流ダムはなぜかすごいクルマの列。ちょうど桜祭りをやっていた。桜と近代遺産のダムのとりあわせは見ごたえあった。

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笹流ダム(北海道函館) - 水辺遍路


15:00 北海道最後の調査湖沼となる新中野ダムで調査終了。ちょうど雨が降りだし土砂降りに。
16:00 フェリー埠頭近くのコインランドリー。マンガの「銀河鉄道999」を読んだ。物語も絵も、ぜんぜん古びていない。あらためて、すごいと思った。
17:30 埠頭前のセブンイレブンでデスクワーク1h。
18:30 フェリー埠頭で、大間行き便の乗船手続きへ。スマフォで撮影したウェブ画面のバーコードを無人ゲートにかざしてみたら、スマートに通過できた。
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19:30 定刻通り函館港を出港。
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21:00 大間着。フェリーをおりた関東ナンバーの車列が、夜の下北半島の道を縦走。40kmほど走った、むつ市で車列から離れ、ひとり市街地へ向かう。目的はスーパーマーケット。以前、むつ市のスーパーに寄ったとき、ビン詰めの塩水ウニが安くて驚いた。お土産分もまとめ買いしようかと思っていたのだが、すでにスーパーは閉まっていた。残念。このあと十数キロ走ったところで力尽き、コンビニ駐車場泊。

フェリー代 17,000円(函館-大間便)
コンビニ 750円(ロールパン2、水、カップラーメン、プリン)
ラーメン 1,270円
洗濯代 700円
費用累計 114,617円(内、交通費96,510)
距離累計 4,938km
調査湖沼 9ポンド(累計198 / 北海道173)
反省など 出発前は、折りたたみ自転車を持ってこようかかなり迷ったが、やめて正解だった。長期遠征では荷物をいかに絞り込むかが居住性を大きく左右する。特に雨の日がつづいたりすると、荷物が多いと室内がしっちゃかめっちゃか、飲み物をひっくり返したり、体を動かすのも億劫になるものだ。


13日目 強風。曇りときどき晴れ。三沢・八戸エリア攻略。

03:40 起床。すぐに出発し三沢・八戸エリアの野池調査。
05:20 移動距離5,000km到達。
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05:30 本日4ポンド目の五川目堤が気に入って、撮影だけでなく、実釣調査へ。1時間ほどで結果が出たが、とてもいい釣り場でつごう3時間竿を出した。

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09:50 北海道の埃ですっかり灰色になったハイエースをドライブスルー洗車機で洗う。
11:50 GWなので渋滞必至の十和田湖を避けて西走、ダム公園でコーヒー淹れ&ブランチ・カップラーメン。このあと3ポンド追加し、高速で盛岡へ。
16:30 100円寿司→ネットカフェ。しかしながらネットカフェなのにインターネットが使えない。混雑しすぎて無線LANがだめみたい。GWはほんと何をやっても効率が悪い。19:00退室、駐車場で就寝。

燃料代 7,756円(53.49リットル/432.64)
高速代 1,350円(小坂北〜滝川)
回転寿司 1,404円
洗車代 800円
飲料等 300円
ネット喫茶 800円
費用累計 127,027円(内、交通費105,616)
距離累計 5,322km
調査湖沼 13ポンド(累計211)
反省など 本日、調査数は200を、走行は5000kmを越えた。それにしても北海道をやったあとだと、本州での1日13ポンドなど楽勝に感じる。北海道では次の調査池まで5、60キロはざら。100キロ以上なんてのもあった。ちなみに北海道の次に調査が大変なのは、東京23区である。


14日目 鳥海山エリア攻略。

23:45 盛岡を出立。
01:00 秋田県大仙のセブンへ。またもやネットに接続できず。おかしいのはパソコンの方か?
02:30 由利本荘のセブンへ。また通信だめ。どうなってんだ? 今日の調査予定地のプロットができない・・。ふて寝。
04:40 由利本庄セブン出立。鳥海山エリアの野池を攻略。
06:55 鳥海山エリア26個目の新田堤が気に入った。GWだというのにキャンプ場は営業していない。ここでコーヒー淹れ&朝食。今朝の朝食はイナバのタイカレー。
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そして、なんとこの池はへらぶなを放流しているというではないか。見ていると確かにもじり。しかもでかい。いざ鳥海山を眺めながら実釣調査開始。
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12:00 4時間ほど粘ったがアタリゼロ。しかし鳥海山を見ながらのいい釣りができた。
14:00 鶴岡の貝喰い池。元祖、人面魚の池である。このあとため池100選の大山下池へ。ランニング2km。
15:00 山形道経由で月山ダム、長沼公園、大沼へ。かねがね行きたかった池だったが、最高の場所だった。
16:00 おなじみの大江の道の駅へ。ここの温泉は湯治場という雰囲気で最高だ。料金も200円。
17:00 道の駅で買ったチヂミとワラビのキムチで夕食。このあとデスクワーク1h。
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19:00 就寝。

高速代 290円(鶴岡〜湯殿山
コンビニ 800円
食料品 1,040円(道の駅)
入浴代 200円
費用累計 129,357円(内、交通費105,906)
距離累計 5,622km
調査湖沼 22ポンド(累計233)
反省など 晴れよりは少し雨ぐらいの方が、運転時も体への負担が小さい。撮影も、ピーカンよりは薄曇りぐらいの方が、いい光が得られることが多い。今日はそんな日で、欲張らず、精査する対象エリアを絞ったが、余裕をもって調査できたので、よかった。


15日目 福島・白河エリア攻略。

23:45 雨音で目が覚めた。出立。
 下道は快調である。米沢を経て福島へ。福島から試しに高速にのってみた。思ったより交通量は少なかったが、パーキングエリアはけっこういっぱいだった。
02:00 松川PAでデスクワーク2h → 04:15出発。下道へおりて福島の野池調査。
08:00 白河のセブンでデスクワーク0.5h
09:40 12ポンド目の調査終了。帰路へ。東北道が混雑してきたので北関東道、下道を組みあわせ関越道、圏央道ルートをとる。
11:05 移動距離6,000km突破。
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17:00 帰還。

道路代 4,760円(南陽道路、東北道北関東道、関越道、圏央道
燃料代 12,469円(89.1リットル/521.74)
コンビニ 1,644円
費用累計 148,230円(内、交通費123,135)
距離累計 6,222km
調査湖沼 12ポンド(累計245)
反省など 今日は涼しく雨まじりの天気で、運転時間の長い帰還日として最適だった。晴れてたらこうはいかなかったろう。

まとめ
調査地  245箇所(北海道173箇所)
空撮   24箇所(27フライト)
撮影枚数 2,779枚(空撮含む)
釣果魚種 オショロコマ、ニジマス、ウグイ、へらぶな、ブラックバスモツゴ
平均燃費 11.92km/リットル
全走行  6,222km
総費用  148,230円(交通費123,135)