広域調査スタイルでの東北弾道2013
初夏に向けて1年でもっとも日の出ている時間が長いこのシーズンは、広域弾道スタイルで列島の里池を調査するのに最適な時期である。
列島にちらばる有名無名の里池をこれまで500箇余ほど調査してきたとはいえ、この列島には、まだ21万ものまだ見ぬ里池が残っている。
もちろん一生かけても、とうてい追いかけられない数字だ。50歳までに、主要な湖沼のロケーションだけは把握しておきたい。最近、少し数字のめどがたってきた。おおよそ1500ポンドぐらいではないかと踏んでいる。
燃料もいつまで手に入るか分からないし、道路だってそうだ。新規の高速道路が延伸していくのとは裏腹に、地方の既存の道路の疲弊は年々ひどくなっている。
自分のクルマで移動できるという21世紀人の贅沢が許される期間があとどのぐらい残っているのか分からないが、おそらく、そう長くはないだろう。徒歩と自転車の日が遠からず来る。それはそれで大いによい。ただ、43歳という年齢を考えれば、ハイエースという贅沢が許されるあいだに、できるだけ列島の里池のロケーションを把握しておきたい。
そう、これは遠大なるロケハンなのである。
最小限の機材だけで、広範囲に点在する名のある里池を渉猟。ハイエースの移動を主体とする広域調査のスタイルである。
調査範囲から下北半島をはじめ、いくつかのエリアを除外する選択肢を設定しておく。あとは現地で状況を見ながら判断。現場に入ると、ともすると勢いに流されがちで、あとになって判断ミスを悔やむことも多い。あらかじめ十全な下調べに基づく選択肢を用意しておくことで、現場での判断ミスを減らせる。下北は地図で見るより広大、かつ小原湖の周辺には多数の魅力的な里池があり、機会をあらためての集中的な調査がのぞましい。今回は広範囲な未調査エリアの網羅的なロケハンという位置づけである。
艦載機は軽量コンパクトなトレンクル。
撮影機材は一眼レフを持って行こうか悩んだ末、FinePix・X20に絞ることにした。すでに実戦をいくつかこなしており信頼できる。バックアップ機はスマフォとする。
里池調査の他のサブテーマとしては、フロッグによるライギョゲームの試験導入と、岩手の山奥にある工房が作るフライロッド「カンパネラ」を見ること。
調査1日目は終夜クルマを走らせ、夜明け前に東北道を盛岡の手前で降り、紫波の山中にあるダム湖から始めた。このあと本州最厳寒の地の看板が立つ岩洞湖へ。5月なかば。遠目に山肌を覆う満開の桜かと思えば、樹氷だった。雪が降っている。
通勤時間帯の盛岡市街地を抜け、カンパネラ取り扱い店に行く。お店は10時から。店の前がインターネット喫茶の駐車場だったので、2時間ほど仕事をする。5年かけてハイエース車内で業務がこなせるようにカイゼンをかさねてきた。どこでも、ほぼ問題なく仕事ができる。もちろん、事前にインターネットが接続できるエリアを調べて、スケジュールを組んでいる。
開店と同時に店に入り、憧れのカンパネラを見る。現物を手に立ち尽くすこと20分。いい加減、お店の人が訝りはじめたころ意を決して購入。
このあとさっそくカンパネラロッドの試し振りをすべく八幡平のトラウトガーデンへ。岩手山と八幡平に囲まれた雄大な山裾の高原にあるトラウトガーデンは休業中だった。チョウザメがさびしく泳いでいた。
高速で青森県境を越え、弘前から下道。五所川原、津軽半島と調査を行う。
青森市街地の野池を調査したところで日没。この日の調査池は17ポンド。移動距離1180kmの広域調査としてはめいっぱいの数字である。
このあとのどちらに向かうか。
思い切って下北半島の調査を切り捨てることにした。若いころ、オートバイで半島を一周したことがある。あなどれない。半島とはいえ、まる1日かかる。
こうして秋田方面へ移動を開始。弘前のバイパス沿いのカッパ寿司で夕食をとっただけで、たけなわの桜名所のこの町を素通り。体力がまだ残っていたので、できるだけ秋田に近づくべく、夜の国道を走りつづける。
調査池 17ポンド(岩手・青森)
道路代 8,300円
ガス代 10,405円
コンビニ 200円
カッパ寿司 1,428円
カンパネラロッド 40,425円
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計 60,775円
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走行 1,180km
調査2日目。
秋田県能代のコンビニで2時間の仮眠。午前4時。夜明けとともに行動開始。
名のある里池を拾いつつ南下。名のある、といっても八郎潟などは「超」がつくメジャースポットなのでスルー。教科書にのっているようなところではなく、地元で名の知れた里池。
ほんとうはそんな里池をめぐりつつ、マウンテンバイクなんかで無作為に無名の里池をハントしたり、通りがかりにたまたま見かけた野池でのんびり釣り糸を垂れたりしたいものだが、この遠征ではそれらの愉しみを完全に封印した。まずは島嶼に至るまで網羅的に列島を俯瞰するため、未調査エリアを塗りつぶす。世界はますます先が見えないし、燃料がいつまで手に入るかも分からない。体力も確実に落ちてきている。40代前半に網羅的なロケハンは終わらせたいと思っていた。
秋田市街地内の調査を、通勤ラッシュのぎりぎり直前でかわすことができた。とはいっても調査を予定していた秋田城址の横にある池は、住宅が密集するエリアでハイエースでの進軍が思うようにいかず、ここで艦載機トレンクルを射出しようにも、近くに母艦を停泊させるスペースがない。時計を見て、あきらめた。地方都市の市街地戦は、遅くとも午前7時までには離脱ルートに入らねば、たいへんな時間的体力的ロスは免れえないのだ。
郊外の池をひとつ拾い、午前9時直前に高速道路に入れた。午前9時までに入れば地方では通勤割引で高速料金が半額になる。また、通信環境の厳しいエリアでも、高速道路のパーキングであればインターネットが使える。地方では移動のためではなく、通信環境を得るために高速道路を使う。また、地方都市手前のパーキングエリアで待機することで、通勤ラッシュの時間帯をやりすごせるという効率性も見逃せない。こうして2時間のデスクワークをやって高速をおり、昼前の横手市街中心部へとハイエースを進めた。
横手城址の牛池は今回の調査のハイライトのひとつ。しだれ桜の下で釣り糸を垂れる人々をファインダーにおさめつつ、池の周囲から本丸までをランニング。軽量機材は山城攻略に奏功。
横手からハイエースは南下し、稲庭素麺の里を抜け、いくつかの野池とダムをハンティングしつつ栗駒山方面へと高度を上げていく。雪に阻まれ、徒歩でもあと一歩でたどり着けない池もあった。
尾花沢を経て山形県の寒河江へ。寒河江では前回の遠征でとりこぼした調査予定池を拾っていく。予定していた池の調査を満了して、まだ日没まで1時間。再び峠に向かい、峠の池をひとつ、峠を越えた先の山形市街地の池をひとつ加えて日没。
400km移動で17ポンドは広域調査としては、めいっぱいの数字であろう。基礎調査で精一杯。けっきょく釣りは一度もできなかった。現場に着くや、カメラと釣り具をパッキングした軽量ザックを背負い、ランニングで池を調査する。気がのれば釣りをするが、広域調査では次の予定がつまっているので、全体のめどがつく夕方まではなかなか竿を出せない。駆け足でハイエースにもどり、土煙とともに次の里池へ。池でゆっくり煙草でも吸いたいところだが、予定池が多いときはハイエースの移動中に吸う。佐川急便さながらである。
食事も移動中に行う。外食は、たとえファーストフードであっても時間を食う。たびかさなる遠征で鍛え上げられた結論は、ロールパンと水。
以前は甘い缶コーヒーを始終、飲んでいたが、虫歯と体調を崩す原因になる。
広域調査遠征は40を越えた肉体に苛酷だ。体調、特に胃腸の調子を保つこと。30代に打ち込んだトライアスロンからのフィードバックで、最終的には、ロールパンと水が最善と結論。トライアスロンでも終盤は胃が何も受けつけなくなる。もともと胃弱なので、調子を保つ工夫で乗り切るしかない。
ロールパンは手のなじみがよく、軽量でポケットにも入り、ぽろぽろこぼれず、クルマでもランニングでもチャリであっても、移動食として申し分ない。胃への負担も軽い。
水はロールパンを流し込むのによく、歯磨き、顔洗い、クールダウン・・何にでも使える。
また、広域調査時は長時間、風のあたる車内にいるため、とにかく体が乾燥する。ハイエースは空調性能が低く、冬でも窓を少し開けて走らないと気分が悪くなる。
1日2リットル(ペットボトル4本)ではぜんぜん足りないと分かった。皮膚がかさかさに乾き、剥がれてくる。便秘も3日を越えると深刻だ。
1日の摂取量を3リットルに引き上げることにした。
3リットルの水分をとろうと思えば、味のついた飲料だと必ず気持ち悪くなる。費用も馬鹿にならない。結論は水しかない。コンビニやスーパーで水をまとめ買いする。湧き水があればカラのペットボトルに詰める。移動中、意識して、たえず水を飲む。
一方、食糧に関しては、どうしようもないぐらいに腹が減るまでは何も口にしない。そもそもロールパンを食いつづけていると、そこまでいかないと食欲がわかない。これがよい。極限まで腹が減れば、ロールパンがほんとうに美味しい。だいたいにおいて、日常の生活では気をつけているつもりでも、生物として食べ過ぎである。生物はその起源からつねに飢餓にさらされてきた。いつでも腹いっぱい食べられる時代や国など、人類の歴史から見れば、大海の針と同じだ。人間の体は、飢餓状態がデフォルト仕様ではないかと思っている。遠征は、体をリセットするための断食であり、デトックスであり、人間としての野生を取り戻す場なのである。
市内のスーパー銭湯の駐車場で、やっとこの日の仕事を行う。車内で3時間仕事をし、入浴。退館したのが11時。うっかり駐車場で寝てしまい、目が覚めると周囲は真っ暗でたくさんいたクルマが消え去っている。
焦った。市街地の施設駐車場は夜間閉鎖されることが多い。閉じ込められたら翌日の開店まで出られない。案の定、駐車場の出入口はチェーンで封鎖されていた。まだ午前1時。従業員用の出入口は開いているかもしれない。広い駐車場の裏手にまわると、従業員のクルマが十台ほどあった。その出入口からからくも脱出成功。
夜明けまで時間があるのでコンビニの駐車場でパソコンを開き、メモ帳を元に2日間の調査のまとめを入力していく。
調査池 17ポンド(秋田・山形)
道路代 1,700円
ガス代 6,704円
コンビニ 1,300円
銭湯 450円
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計 10,154円
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走行 400km
調査3日目。
山形市街のコンビニ駐車場でデスクワークをしているうちに東の空が白んできた。
山形市西部の山間部へと向かう。市街を見おろす峠の手前で日の出を迎えた。
調査地をめぐりながら山の西側へ抜ける。
南陽、米沢と盆地の市街地をつなぎながら名のある里池を訪ねていく。
南陽の白竜湖(名前は湖だが実際は湿地のような沼沢)では細い一本道が冠水していて、ひたすらバックを強いられた。ハプニングがありながらも県境を越えるべく南下。ここはまだ高速道路が建設中で、通信の確保に手間取った。福島市郊外の公園駐車場でやっとデスクワーク環境を得たが、2時間もたつと陽射しで気温がぐんぐん上がってきた。早朝は気温0度の場所にいたのに、すでに車内は30度を越えている。パンツ一丁になってパソコンに向かう。何気なく車内を見た母子が顔を引きつらせて逃げていった。
この日のハイライトは福島の土湯温泉。会津と吾妻連峰を隔てた渓谷にあるメジャーな秘湯?である。
事前の情報に従い、無料の町営駐車場にクルマを置く。
この階段をのぼった先にある足湯は震災の影響で休止中だった。こんなところにも震災の爪痕が残っている。
最初はへらぶな釣りの道具を持って行こうとしたが、案内板を見ると山道を3kmも進まねばならないので、ランニングスタイルの軽量なパックロッドに変更して、いざ入山。
土湯温泉が深い谷間にあるため、登山道マップをインストールしたハンディナビが衛星を捕捉できない。現在位置をつかむためには山を登ってひらけた場所に出るしかない。
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川をさかのぼって走る。温泉宿で行き止まり・・景色はいいが、どうも方角が違う。どこかに山を駆けのぼる山道があるはずだ。引き返す。
道端に雄々しい石碑。その霊験か、やっとナビが現在地を捉えた。
しかしすごい峻険な山道である。しかも荒れている。通れるのだろうか。
熊が出そうな気配にそうとうビビりながら山道を進むこと1時間。
やっと明るい林道に出た。
林道脇に駐車車両の列。地元釣り師らのクルマであることは間違いなさそうだ。
看板に「男沼10分」とある。林道から山道に入るや、「熊注意」の看板。やはり・・。
ここから走ること5分、秘境感漂う水面が木々のあいだから見えた。
人の話声も聞こえ、ほっとした。
けっきょく、ここに到達するまで6kmも走っていた。
帰りは下りということもあり、また、ハンディナビも現在位置をとらえていたため、最短の3kmでもどれた。
温泉には入らずに、土産を買って高速インターへと山道を下り東北道インターへ。
東北道のパーキングエリアで必要なデスクワークをし、郡山インターで下道にもどり那須連峰の山すそに点在する池をまわった。
白河インターまでもどったところで、ほぼ日没。これで東北のミッションを終了とした。
調査池 14ポンド(山形・福島)
道路代 1,050円
コンビニ 2,600円
おみやげ 1,040円
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計 3,650円
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走行 320km
調査4日目。
午前3時から活動を開始し、夜明けを北関東の佐野の池で迎えた。北関東エリアはすでに詳細な調査が進んでいるエリアなので気楽である。
けっきょく東北では釣りらしい釣りができなかった。やっと釣りができる。
とりこぼした池、再調査してみたい池を拾いながら、のんびり・・というつもりが、走っているうちに次第に調査熱が昂じ、けっきょく釣りをせぬまま昼までに11ポンド。
どこかでと釣りのチャンスを伺いつつ、帰路につく。北関東道、関越道、圏央道を経て、午後3時過ぎに神奈川県に入った。
コンビニでデスクワークを行い、午後4時過ぎ、念願の釣りができたのは、家から1時間ほどの管理釣り場。東北で買ったカンパネラのフライロッドを使った。
はるばる津軽半島まで行って、けっきょく家の近くの釣り堀なんだから、おかしな話である。
調査池 11ポンド+家の近く1ポンド(北関東)
道路代 4,500円
コンビニ 900円
たこ焼き 500円
ガソリン代 7,030円
入漁料 1,900円
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計 12,930円
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走行 440km
全体のまとめ
車両走行距離 2,340km
人力走行距離 12km
調査費用 47,084円(うち交通費39,689円)
平均燃費 12.3km/リットル
調査池数 63ポンド
撮影枚数 420枚(FinePix X20)
釣り具・入漁料 42,325円(カンパネラ・フライロッド#6)
カイゼン点と反省まとめ
- サブバッテリーは使い物にならない(経年劣化?) 次回からは持って行かない。MacBookプロのバッテリーでじゅうぶん持つ。どうしても足りなくなったら、エンジンをかけて作業すればよい。
- けっきょく艦載機(トレンクル)は一度も出動しなかったが、邪魔にはならなかった。積載方法もいい案配だった。
- 眠れないなら寝なくてもよいと思うようにして、うまくいった。細切れの睡眠でも体調はある程度、維持できた。長期遠征の場合、中締め的な疲労回復の方法が課題である。
- 遠征中に、池の畔の木陰でトーマス・マンの『魔の山』なんかを読めるようになること。のんびり釣りを楽しめるようになること。新聞が読めるようになること。これが目下の目標である。
- ロッドケースの積載テストは合格。本格導入にむけて、もう少し使いかってのいいロッドケースを検討する。
- 食費の多くが水代。事前にたくさん買っておくべきである。常温でよいわけだから。
- カンパネラロッド・・無駄な力を抜いていく。東北を応援する。美しく。美しくは難しい。ランニングでもスイミングでも、まず競技志向の強度の高い鍛錬を積み、その中から自分の体幹を磨きあげていったあとに、やっと美しさが出てくるように思う。ランニングでいうと、やはり学生のころに競技をやっていた人の走りは美しい。力が抜けている。フォームができている。
- 余計なものを、どんどん下ろしていく。身軽にシンプルに。
- 撮影機材のフジフィルム社製Finepix X20に絞り込んだことは今回は正解だった。X20の性能と信頼性は評価できる。417枚も撮って、まだバッテリー残量に余裕があった。
- 広域調査スタイルは苦行であった。たまにはこういうのも必要だが、次回は1日の調査池数をせいぜい10ポンド、理想としては5ポンド以内に絞り、チャリや釣り、アウトドアでのデスクワークに時間の多くを割き、クルマでの移動時間をできるだけ少なくするようにしたい。
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