街道遍路

歴史街道・史跡探訪ピンポイントガイド

深夜チャリ12時間耐久筑波サーキット

オートバイで筑波サーキットは何度も走ったことがあった。それはレースではなくもっぱら走行会。
まさか、はじめての筑波サーキットでのレースがチャリンコになるとは、半年前には思いつくことさえできなかっただろう。
真夏の夜10時にスタートし、5人のチームで30分ずつの交替をくり返しながら翌朝10時のゴールをめざす。折しも台風が近づきつつあり、明け方には雨と強い風。初体験のレースは、まさに苛烈をきわめる12時間となったが、終わったあとは脳内麻薬物質エンドルフィンが焼酎漬けのごとく脳を浸し、至高感に満たされた。また、人生の多くを単騎行動で過ごしてきたが、5人のチームとそれを支えてくれた人たちとの12時間の一体感も、じつに甘美な人肌のぬくもりであった。
 さて、もともとこのレースに出るために15年前の自転車をひっぱりだし整備をしてきたが、終わってみると、困ったことにますますチャリンコ熱は高まってしまったのだった。毛細血管のすみずみにまで、走る悦びが刻み込まれてしまったのである。
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●スタート1時間前。ウォーミングアップランのためコースイン。厳しい戦いの緊張感が漂っているが、それをよそに娘の顔がクールだ。
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●ライダーチェンジ。オートバイのレースと違って、自転車ごとの交替。手渡しているものはチームごとに割り当てられる計測器。

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●ピット裏にはチームごとにテントを張る。家族もいっしょに、緊張感の隠し味がきいたキャンプ気分。
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●4回目の出走を終え、ピットレーンにもどる。このあと雨が降りだし、ゴールまで雨はつづいた。
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●190チーム中27位でゴールを終えた。参加させてもらった実業団チーム「NKロケッツ」の面々と。