街道遍路

歴史街道・史跡探訪ピンポイントガイド

2014-09-08から1日間の記事一覧

【東海道13】原宿(静岡県沼津)

原宿近辺の旧東海道は富士山の眺めがもっとも素晴らしい場所である。画面の枠から富士山をはみ出させる手法は現代の広告でも使われる。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 往年はつねに富士が右手にお伴してくれたのだろうが、今は建物と建物のあ…

【東海道12】沼津宿(静岡県沼津)

狩野川のほとりを歩く天狗の面を持った男? 遠くに月と沼津の宿場らしき屋根屋根。 城下町でもある宿場の面影は戦災などで失われている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 現在の沼津宿のあたり 浮世絵に描かれているあたり 沼津駅南口から狩野…

【東海道11】三島宿(静岡県三島)

景色は水墨画のようなタッチで前景の人物の躍動感が冴える。 薄墨で描かれた門前は三島大社か。 より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 箱根西坂の国道1号は高規格幹線道化が進む。自転車にも徒歩にも楽しくはない道だが、ところどころ旧道が残って…

【東海道10】箱根宿(神奈川県箱根)

芦ノ湖と富士を背景に谷間の街道を進む大名行列。 その大胆な構成には息をのむ。天下の険の峠越えは物理的な難所であると同時に、関所という精神的な難所でもあった。 小田原を国道1号沿いに進むと早川口に出る。早川漁港は日本でいちばん駅から近い漁港。 …

【東海道09】小田原宿(神奈川県小田原)

酒匂川東岸から描いた広重の「小田原」は凄みがある。天下の険「箱根」が鋭角的な線で鋭く描かれ、手前の石垣山ら低山のまるみを帯びたラインとの対比で、その緊張感がいっそうきわだっている。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 足柄平野を東か…

【東海道08】大磯宿(神奈川県大磯)

松並木に雨が降っている。右手に見えるまるい山の一部は高麗山であろう。この山には、遊女・虎御前の流した涙が雨になったという伝説がある。より大きな地図で 実踏・東海道五十三次 を表示 大磯のあたりは国道1号にも松並木が残る。今は建物で海は見えない…

【東海道07】平塚宿(神奈川県平塚)

まるで海原を貫く一本道のような不思議な光景が描かれているが、海ではなく唐ヶ原(もろこしがはら)という水田地帯。盛り土をして造られた縄手道(なわてみち)は大胆に「く」の字に折れまがり、まるい高麗山(こうらいさん)の奥には箱根らしき山容。高麗…